青野くんに触りたいから死にたい、一巻だけ読んだ事あったんだけど完結してほぼ全話無料公開されてたから一気に全話読んだ。(最後の2話だけ課金した) #感想 ネタバレなんとなく、読み終わった後の感想はジュブナイル映画とかジュブナイル小説読んだ後みたいだったな。って感じ。好きなジャンルです。 作画も心理描写もめちゃくちゃエグかったけど、子供だけで謎を解こうとしたり、友情とか、学校とか、成長とか、恋愛とかあって、子供の頃好きだった物語の要素が詰まっていた。 優里がたどり着いた「同じ気持ちになって欲しくて殴る」「同じ気持ちになると孤独が癒される」という結論、なるほどなとなった。 それがこの物語の全ての根幹にあったんだなあ。 伝承とか儀式とかでホラー漫画っぽさあったけど、たとえばその儀式も「自分の意思でそうしている」事を確認させるためのもので、自分は自分、他人は他人と、自他を切り分けることで他人を自分と同じように苦しめる呪縛から解くようなものだったのかもしれない。 生きている人間にはそれが有効だけど、死んでしまった青野くんについてはもう生きてる側が受け入れるしかない。死んだ側に委ねたら死ぬしかない。普通に考えたらそうだよね。 藤本、すごく愛されて育ってまっとうすぎて、まっとうではない人たちのことを傷つけまくり、本人はその事にほとんど気づいてない描写がエグい。 家族がうまく機能していない家庭の子に「家族なんだからきっとわかりあえるよ」言ったり、外に行けない子に「外に出て誰か呼んできて、それくらいならできるだろ」と言ってしまうこと、明らかに相手の気持ちを理解してない言動を意識的に描かれたのに、誰も藤本にそれを指摘する人はいなかったな。まあ、それが「普通」だから、普通ではないと自覚がある側は何も言えないよね。 でもこうしてどんどん人って傷ついていくんだよね。 あと、ミオちゃんについて私がちゃんと読み込めてないだけかもしれないんだけど、なぜ青野くんはミオちゃんに苦手意識があったんだろうか。町の風習や血筋の話が出た時に、そういう血筋なのかな?と思ったけど特にそんなこともなかったよね?やっぱ私が読み込めてないだけかな。 青野くんに関しては、最初の出オチともとれるような死の真相に最後辿り着くのはとても気持ちが良かった。 私の好きな別の漫画で「死んでしまったのに悲しむ人が居なかったら、その方がよっぽどかわいそうだ」みたいなセリフがあってとても刺さっているので、優里が最後、青野くんの死を悲しむのは本当によかったな青野くん、となる。 喪失の物語でもあるけど、新しい人生への物語でもある。 表情や感情の描写がめちゃくちゃうまくてよかった、すごい漫画だ。 完結するまで読まなくてよかった笑隠す 日記 thumb_up ありがとうございます💋 2026/01/25(Sun) 14:55:09
#感想
なんとなく、読み終わった後の感想はジュブナイル映画とかジュブナイル小説読んだ後みたいだったな。って感じ。好きなジャンルです。
作画も心理描写もめちゃくちゃエグかったけど、子供だけで謎を解こうとしたり、友情とか、学校とか、成長とか、恋愛とかあって、子供の頃好きだった物語の要素が詰まっていた。
優里がたどり着いた「同じ気持ちになって欲しくて殴る」「同じ気持ちになると孤独が癒される」という結論、なるほどなとなった。
それがこの物語の全ての根幹にあったんだなあ。
伝承とか儀式とかでホラー漫画っぽさあったけど、たとえばその儀式も「自分の意思でそうしている」事を確認させるためのもので、自分は自分、他人は他人と、自他を切り分けることで他人を自分と同じように苦しめる呪縛から解くようなものだったのかもしれない。
生きている人間にはそれが有効だけど、死んでしまった青野くんについてはもう生きてる側が受け入れるしかない。死んだ側に委ねたら死ぬしかない。普通に考えたらそうだよね。
藤本、すごく愛されて育ってまっとうすぎて、まっとうではない人たちのことを傷つけまくり、本人はその事にほとんど気づいてない描写がエグい。
家族がうまく機能していない家庭の子に「家族なんだからきっとわかりあえるよ」言ったり、外に行けない子に「外に出て誰か呼んできて、それくらいならできるだろ」と言ってしまうこと、明らかに相手の気持ちを理解してない言動を意識的に描かれたのに、誰も藤本にそれを指摘する人はいなかったな。まあ、それが「普通」だから、普通ではないと自覚がある側は何も言えないよね。
でもこうしてどんどん人って傷ついていくんだよね。
あと、ミオちゃんについて私がちゃんと読み込めてないだけかもしれないんだけど、なぜ青野くんはミオちゃんに苦手意識があったんだろうか。町の風習や血筋の話が出た時に、そういう血筋なのかな?と思ったけど特にそんなこともなかったよね?やっぱ私が読み込めてないだけかな。
青野くんに関しては、最初の出オチともとれるような死の真相に最後辿り着くのはとても気持ちが良かった。
私の好きな別の漫画で「死んでしまったのに悲しむ人が居なかったら、その方がよっぽどかわいそうだ」みたいなセリフがあってとても刺さっているので、優里が最後、青野くんの死を悲しむのは本当によかったな青野くん、となる。
喪失の物語でもあるけど、新しい人生への物語でもある。
表情や感情の描写がめちゃくちゃうまくてよかった、すごい漫画だ。
完結するまで読まなくてよかった笑隠す