備忘録/好きなものの話/日常

#感想

映画の大長編タローマン観て来た。

TV版を見たことがなかったので、岡本太郎のことはぼんやりとしっているくらいの知識で観たんだけど面白かった。

不条理な感じの作品で、でたらめだって事はなんとなく知っていて
昭和50年代くらいがモチーフなので、結構アングラっぽいというか、あの時代特有のグロさを覚悟していったんだけど思ったよりちゃんとしていた。

でも確かに映画を見る前にエックスで監督のポストがいくつか流れていて「どうやら子どものファンも居るらしいので、振り切るのはやめておいた」と子どもにもちょっと寄り添ったらしく、そこのあたりの配慮がいい感じにまとめてくれたんだと思う。

オタクが好きなとこの話する前にあらすじなんですけど
昭和45年のタローマンがいる時代に、昭和100年の未来から助けてほしいと時間を超えて求められて、タローマンを昭和100年の未来へ送りこむみたいな流れで
この昭和45年も実際と似ているようで色々デタラメだし、すべてがふざけててツッコミの居ない世界って感じで、ついてこれないやつはおいていくぜ!にノリだけでとりあえず着いていける人だけ楽しめるみたいな世界観。

以下ネタバレ
・昭和45年でバッジを託した少年が昭和100年、そのバッジを守り続けて活動して待っているの熱い
・ラスボスが実は一番最初から身近にいた展開熱い
・タローマンという最強の存在が記憶とか存在意義みたいなの失って、か弱い存在に守られてるのエモい
・エランの自己犠牲シーンのエモさと、あの研究者の人のドライな感じ(これも溶かしておきましょう)のテンポが最高だった

タローマンて正義の味方でもなくて、応援されるより嫌われた方が自由で強いところ、アンチヒーローみたいな感じでいいよね。
あと、岡本太郎の言葉を引用しまくってるところも好きだ、実際に岡本太郎が言ったのかどうかすら詳しくないのではっきりしなくてそこがまた本編のデタラメさと合わさってどっちでもいいかってなって面白かった。

昭和の頃って今よりも色々となあなあで、暴力的で、混とんとしていて、でもそれ故に強烈に魅力的なところって確かにあって、だからこういう「秩序や正しさだけではつまらない」みたいな作品が生まれるのもよくわかるなあ~どっちもあってもいいよね。

あと最初からサカナクションの山口さんが真面目な顔で無い話してるところからこんなの絶対面白いやんwwで確定してたの面白かったな。
一瞬本気で、昭和に放送してたのかな…とか信じそうになったww隠す