備忘録/好きなものの話/日常

#ゲ謎 の話

水木しげる自身が、現代的な考えというか戦争に対して否定的というか自分が玉砕命令を出されても自分の命を優先した人なのと現代の意識を優先させた結果、ゲ謎では水木だけじゃなく、同じ部隊の兵士たちも安全圏から玉砕命令だけを出す上官をしらけた目で見ていたりして「国のために死ぬ」という事を否定的に描いている印象だったんだけど、そのあと、村の厄災をすべてゲゲ郎が引き受けるといったときに、当然水木は「お前が犠牲になる必要なんかない」って言うわけだけど、ゲゲ郎は「未来を生きる者のために」って自分を犠牲にする姿を見せている。
これって、多分WW2で水木が見つける事が出来なかった本当の戦うものの姿というか、初めて「自分が犠牲になってでも守るべきもののために戦った人たちがいた」という事を受け入れることができたというか。
水木があの時命を懸けて戦えなかったのは、「愛」とか「運命」といったようなものがなかったから、ある意味でだからこそ生きていられたのかもしれないとおもうと…。

決して戦争は肯定しないけど、未来のために命を懸けるという行為は決して間違っていないっていうメッセージだったんかな。

戦争を否定することが、イコール、戦って散っていた方が無駄死にしたわけじゃないっていうのは、大事だと思う。
護られた人たちが、その意味を受け取って生きていくのが大事なんだよなあ…。隠す